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HALALife©

イスラム市場への参入の経緯

 

2013年頃に、在日のパキスタン系の会社に米穀販売をした頃に、ハラールやイスラム市場への面白さを感じ、気にはなってはいたが、具体的なイスラム市場の参入にまでは至りませんでした。その後の2014年に知人を通して日本ハラールショッピング株式会社を紹介され、同社よりハラール国産牛の加工、販売を手伝って欲しいとの話で工場のハラール認証を取得するという自然の流れとなりました。


ハラール認証は、イスラム教の日本国内に登録されている3宗教法人の中の、イスラミックセンター・ジャパン(ICJ)により2014年ハラール認証を正式に取得したことからイスラム市場への本格参入のきっかけとなりました。
私たちの運の良いところは、マレーシアJAKIMの認証ビジネスに巻き込まれることなく、イスラミックセンター・ジャパン(ICJ)の元、サウジアラビア大使を務められた代表のムサ.M.オマール氏や日本人の吉川香潮氏より宗教の立場からハラールの本筋を教えていただいたことが最大の財産になっています。


同時期に、日本のハラールが混乱しているとのことで、中東で農業指導や水の確保をしていたOITEC一般社団法人の橋本秀昭が日本国内のハラールを整備、正常化させるためにドバイより日本に派遣され活動を始めており、たまたま私どもベストアシストの工場のハラール認証の際に、イスラミックセンター・ジャパン(ICJ)のムサ.M.オマール氏の視察に同行してきたのがOITEC橋本氏でした。またこの人物との出会いが一層深くイスラム市場へ関わることとなる。


ハラールの象徴的な国産ハラール牛の流通は、細々といろいろな団体が特定部位の輸出のために行われている状態で、大手食肉メーカーもなかなか実現できなかったものでした。OITEC橋本氏は日本でのハラールの拠点とするために一般社団法人東京食料審査機構(TOFCON)を設立、イスラミック・センターの認証、契約をし、また弊社と一緒に、国産ハラール牛の常時流通を2015年に実現しまし、ベストアシストは国内販売を一手に引き受けることとなりました。


ハラール牛肉は、2015年11月JAPAN HALAL EXPOに参加し、国産ハラール牛の常時流通を紹介し反響がありました。国産ハラール牛の流通・販売のほかにも、ハラール弁当販売(2015年8月)を開始し、今年4月より新宿御苑で販売予定となっています。JAPAN HALAL EXPOの際、来日していたシンガポールメーカーと提携に向け推進しや、2015年11にハラール牛肉のシンガポールの一号輸出を実現しました。


イスラミックセンター・ジャパン(ICJ)吉川氏から和牛の海外輸出をしているストアーナイトウを紹介され、輸出したハラール牛の特定部位以外の国内販売の協力要請され、また2016年2月のドバイで開催されるガルフ―ズにストアーナイトウの協力で参加することになりました。ストアーナイトウはカタールに販売パートナーと強い関係があり、今回のGulfood(ガルフード)に肉の展示・試食に合わせて、和牛肉の部位毎の美味しさを教え、その先には部位ごとの切り方、和牛の部位毎にあった料理・調味料などをトータルで、日本の和牛を中心にした技術・調理・調味料を輸出したいと考えています。


現在、和牛の輸出はサーロインなど特定部位の5~7%程度の輸出していないのが実情で、和牛であればどの部位でも他の牛肉との違いが分かる美味しさであることは、どの国の人にも分かってもらえるものと考えています。しかし、和牛を楽しむ技術や調理と調味料がそろっていないために特定部位だけの輸出になってしまっていると思います。和牛の輸出を増やすためにはに技術・調理・調味料が不可欠だと考えている。


アラブ首長国連邦(UAE)にストアーナイトウは和牛を販売するに当たり、ベストアシストは肉の加工処理の技術と調理・調味料でバックアップして、和牛を世界に広め、輸出量を増加したいと考えており、今回のGulfood(ガルフード)に参加し、じかに現地の実状や感覚を体験して和牛販売の企画につなげたいと考えています。
和牛の輸出が促進させる上で、牛肉の加工処理の技術・調理・調味料が大切になってくると思われ、焼肉のように牛肉の各部位を楽しめるような処理技術、しゃぶしゃぶのように牛肉を薄く切る処理技術などの処理技術と牛肉を美味しく提供できる調理技術が大切で、この部分を辻調理師専門学校と関係のある有限会社フードビジネス企画開発室 安田理氏に調理師、調理指導者の派遣の可能性などを相談し、この日本の食文化をトータルで輸出する事が大切と感じています。


 

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